20190521

先週末から、いや本当のところは先々週からずっと体調が悪く、ここ数日はずっと眠っている
3年周期くらいでストレスが原因でいろんな病気にかかる
ストレスは目に見えないから怖い、あとお前はメンタルが弱い認定されているようで、その度に気分が悪くなるし、落ち込み、焦り、余計に治りが遅くなる
やらなければいけないことをほとんど無視している数日間はある意味うれしいが不安は倍募る
もうこのまま一生外に出たくないと心底思う、でも同じくらい早く外に出たい、なにかに置いていかれそうな気がして怖いから
こういう時にうまくひとに頼れるひとが健康といえるのかもしれない
けど私は絶対に他人に頼りたくない、頼ったところで相手が何をしてくれるかなんてわからないし、たいていの場合は何にもしてくれない
そもそも自分の本当につらい原因なんてわかっていてそれは結局他人がどうこうして解消できるものではないこともわかりきってる
自分の弱いところを他人に見せることは恥だと思う、だからこういう時はひたすらじっと映画を観るに限る

映画は孤独だけど孤独じゃない

 

最近はウエルズの『謎のストレンジャー』(ラストが笑える)、ジャック・ドゥミの『天使の入江』(音楽が最高、これもラストが茶番で良い)、『ファンタスティック・プラネット』(やっと観た)、タルコフスキーノスタルジア』(横移動の長回しのオンパレードでうれしくなった)、松本清張原作『砂の器』(久しぶりに映画で泣いた)などを観た

 

あとは写美でガレルの『もうギターは聞こえない』を観た
ガレルが彼にとってのミューズであったニコに捧げた作品、若さゆえに努力なしで手に入るもの(あるいは手に入ると錯覚しているのかもしれない)は、老いと共に自分の手でしっかりと掴まずには「生活」に奪われるのだと
とてもよかった

私はいつまで若さにすがっていられるんだろうか